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ケアマネに必要な能力(7)公平性および中立性
この部分も「スキル」という観点からは少し離れますが、ケアマネージャーが常に意識していなければならない心持ちかと思います。
まず「公平性」ですが、ケアマネージャーは1人の人を担当する訳ではなく、介護等のサービスを必要とする人を複数担当します。たとえば、有料老人ホームなどでよく見受けられる特定施設入居者生活介護の指定を受けるためには、「要介護者100人に1人以上のケアマネージャーを配置すること」となっており、1人のケアマネージャーが担当する人は数十人になるものと思われます。
「公平性」とは、これらの複数の介護等を必要とする方達の間での対応や提供されるサービスに差があってはならない、ということです。ケアマネージャーは私的な感情を挟まずに、客観的に中立的な立場でその人にとって最適なケアプランを作成する等、その業務の公平性が求められます。
もう一方の「中立性」は、人と人との間(介護を必要としている人とそのご家族の間)、人と業者との間(介護を必要としている人とサービス提供事業者)、業者と業者の間(サービス提供事業者間)等、様々な人間関係の中で連携・調整が必要となります。この連携・調整の際にどちらか1方の考えやサービスに偏ったりすることなく、介護等を必要としている人とそのご家族のために「何が一番ベストなのか?」を客観的に判断する「中立性」が求められます。