准看護師とは
正看護師に似た資格に准看護師というものがあります。
この准看護師は、保健師助産師看護師法第6条により、看護業務を医師、歯科医師または看護師の指示を受けて行なう者となっており、それ以外の業務は(正)看護師と大きな違いはありません。しかしながら、資格自体は、正看護師が厚生労働大臣(国)が試験を行っているのに対して、准看護師は都道府県知事(都道府県)となっており(ただし、資格自体は国家資格となります)、所管も異なっています。
元々、准看護師は戦後の看護師不足を補うために導入された資格制度ですが、近年、高度な専門的知識や技術が看護師に対して要求されるようになりつつあり、2004年に准看護師から看護師への移行教育も始まり、2006年にはこれらの教育を受けた者が国家試験を受験しています。
また、やはり正看護師と比較して准看護師の方が若干給与水準が低いことが一般的なようです。