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ケアマネージャーの仕事内容について
ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事内容は、介護を必要とする人の希望や心身の状態等を考慮し、適切な在宅サービスまたは施設サービスの提供がなされるように、市町村・在宅サービス事業者・介護保険施設等といった福祉・医療・保健のサービス提供者と介護を必要とする人とをつなぐことであり、これがケアマネージャーの大きな役割の一つです。
したがって、ケアマネージャーは介護保険制度や保健、医療、福祉の4つの分野における専門知識等が必要とされます。
- (1) 介護の必要性の調査
- 介護を必要としている人は、介護保険制度によって利用したサービス費用の1割を負担し、残りは介護保険によって賄われます。この介護保険を利用するに際して必要なのが「要介護認定」です。
この要介護認定は本来、各市町村の職員が調査する事になっていますが、居宅介護支援事業者や介護保険施設に委託する場合もあります。この場合は委託を受けた事業者に属するケアマネージャーが利用者の自宅を訪れて訪問調査(認定調査)を行うこととなります。
この訪問調査(認定調査)は、全国共通の認定調査票を使用し、ヒアリングで「1人で起き上がれるか」「食事が1人でとれるか」等について聞き取り、調査票を作成します。
その後、1次判定(訪問調査の結果と主治医意見書の内容をコンピュータに入力)→2次判定(介護認定審査会の委員の合意による最終判定)→認定結果の通知(申請から30日以内)と進んでいきます。→詳しくはこちら - (2) 面接(インテーク)
- 介護が必要とされる方やそのご家族の方がどのような介護が必要かということについて、家族も含めて充分な相談・理解をし、その希望に基づいて専門的な見地から最適な介護サービス計画をたてるために必要な情報を聞き取り、課題分析(アセスメント)を行います。
この課題分析には、厚生労働省が定めた基本情報や利用者の心身の状態に関する23の標準項目からなる課題分析票を使用します。 - (3)「ケアプラン」の作成
- 介護を必要とする人やその家族の方にとって、介護サービスの内容は複雑で、どのサービスが必要なのか、どの事業者から提供してもらえばよいのかわからないのか実情です。
ケアマネージャーはそういった人達に対して、専門的な立場からケアプランを作成することで、その人に合った介護サービスプランをコーディネート(どのサービスをどのくらいの時間、何曜日の何時に、どのサービス業者から受けるか)することが重要な職務となります。
このケアプランは、自らやれること・支援が必要(欲しい)なことを調整する自立支援であり、変化するニーズ等に対応できる知識や地域の社会資源を常に調査し把握しておかなければ、適切なケアプランは作成出来ません。
また、介護保険施設では「施設サービス計画」「居宅サービス計画」をたてます。 - (4) サービス担当者会議
- ケアマネージャーはケアプランの原案を基に関係するサービス提供事業者の担当者を集めサービス担当者会議を開きます。このサービス担当者会議には介護等を必要とする人やその家族も含めて行われることもあります。
この会議の内容は、ケアプランの原案に計画されたサービスの内容・量・時間等について意見や希望等を調整し必要に応じてケアプランの修正を行います。 - (5) 手配
- ケアプランを作成後、介護を必要とする人等に対してその内容を説明し、文書による同意を得ると、いよいよケアプランが実行されるようになります。
サービス提供業者にサービス提供票・サービス提供票別表をまわし、そのケアプランを実行するのに必要な市町村・在宅サービス事業者・介護保険施設等との連絡調整を行い、介護保険利用者のフォローを行います。 - (6)「ケアプラン」の実施管理・再評価
- 作成したケアプランに沿って、きちんとサービスが実行されているか、あるいはケアの効果が出ているかのをチェックし、継続的に把握・評価をします。また、社会問題のひとつとして報道されているような高齢者虐待等の問題を早期発見し、市町村等と連携して適切に対処することも求められます。
- (7) 要介護認定に関する業務
- ・申請の代行(原則として被保険者またはその家族の方しか認定申請をすることが出来ませんが、指定居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、介護保険施設については代理申請出来ます)。
・認定調査の受託=被保険者宅を訪問調査 - (8) 給付管理に関する業務
- ・支給限度額の確認と利用者負担額の計算
・サービス利用票、サービス提供票の作成
・給付管理票の作成と提出